受賞歴

呼吸器腫瘍内科学講座　病院助教　竹安優貴先生
科学研究費助成事業（科研費: Grants-in-Aid for Scientific Research）
研究活動スタート支援（令和４年度～ 令和５年度）
「Impact of lower airway microbiota in advanced non-small cell lung cancer patients treated PD-1/PD-L1 blocade: A Biomarker Study」

細菌叢全体“Microbiome”が解析可能となり、このバランスの変化“Dysbiosis”が、非小細胞肺がんの治療効果と関連することが同定されました。本研究課題において、未治療進行期非小細胞肺癌患者を対象として、16S rRNA解析による下気道細菌叢の多様性と免疫チェックポイント阻害剤の治療効果の研究をすすめています。肺がん診断時の気管支鏡検査際に細菌叢解析を行うことで細菌叢調整による個別化医療が実現可能になると期待されます。

科学研究費助成事業（科研費: Grants-in-Aid for Scientific Research）
基盤研究C（令和5－9年）
多施設共同研究「外来化学療法中の進行・再発がん患者の包括的がんリハビリテーションプログラムの開発」

外来化学療法を受けるがん患者を対象に、がん悪液質の早期発見・介入のための多職種介入プログラムを計画しました。近年ニーズの高くなった遠隔診療も利用しながら、がん悪液質にたいし、多職種が有機的に、そしてシームレスに介入する研究計画を立てました。
関西医科大学では、外来化学療法を受けるがん患者さんに特化したリハビリテーション外来であるフレイル外来を設立し、がんリハビリテーションに力を入れています。このフレイル外来を有効に利用しながら、がん悪液質診療に関する研究を進めています。